商標登録を迷っている方へ

本ページをご覧の皆様はおそらく、このような状況ではないかと思います。

その理由には、さまざまな事情や背景があることでしょう。
しかし、おそらく、他人には相談しにくい（言いにくい）理由があるのではないでしょうか。

そこで、皆様が商標登録を迷っている理由として考えられる５つの事項について、商標専門家の視点よりコメントいたします。今後のご参考になれば幸いです。

商標登録は、義務ではありません。
商標登録をするかしないかは、事業者の任意によるものとなります。
ただ、お察しのように、商標登録をするにはそれなりのお金（費用）がかかります。
しかもそれは、決して安いものではありません。

「商標登録が大切そうだとは思うけど、お金がもったいないのでは？」というお考えから、経営者の皆様が商標登録を迷われるのは、至極当然のことだと思います。

ですが、費用については、ぜひとも長い目で見ていただきたいと思います。
商標登録の費用は、「１０年分」の登録料を含んでいるものです。
いわば、１０年分の安心料・保険料とも言えるのです。

これを１か月分にすれば、特許事務所に依頼した場合でも、商標登録１件につき1,000円～2,000円程度の出費にすぎません。１か月でこれくらいの経費を削ることは、どんな事業でも他で節約すれば決して難しくないはずです。

１か月数千円で、安心・安全に商標が使えるのは魅力的ではありませんか？

商標登録は、たしかに事業者の任意ではあります。
しかし、実質的には、「ビジネスを行なう以上は必須」と言っても過言ではないのです。

ぜひ、商標登録は「コスト」ではなく、「投資」であるとお考えください。

ご参考：「商標登録とは？」

「商標登録は、自分でもできそうなので、そのうちやろう。」
このようにお考えの方も、少なくはないと思います。
しかし、毎日忙しく、手を付けられないというのが現状なのではないでしょうか。

たしかに、商標登録のための手続を自分で行なうことは可能です。
「商標登録は自分で簡単にできる」と謳った書籍やネット記事も散見されます。
そのため、「専門家にお金をかけてまで依頼する必要はないのでは？」と、経営者の方がお考えになるのもわかります。

しかし、商標登録は、そんなに簡単な話ではありません。
ただ単に商標登録すれば良い、というものではないのです。

商標登録をすることによって、皆様の事業にメリットがある、適切な商標権を取得できなければ、何の意味もないのです。実際に、自分で商標登録出願をして、登録まで遂げたものの、それが実質的に意味のない商標登録となっているケースは、意外と多く見受けられるのです。 しかも、当人はそのことに気付かずに満足していることも少なくないのです。

意義ある商標権を取得するためには、事業者それぞれの事情・状況・ニーズを汲んだ上で、適切な出願書類の作成や手続が必要となります。そして、商標専門家である弁理士とは、そのサポートのために存在しているということを、どうか忘れずにいただきたいと思います。

ご参考：「当事務所の商標登録サービス」

「今はそれほど使っていないから」、「今はそれほど知られていないから」という理由で、事業がもう少し軌道に乗ってから商標登録を検討しようと考える方も少なくないようです。

しかし、ご存じのように、商標登録は「早い者勝ち」です。
いつ他人が先に、同じ商標や似たような商標を商標登録してもおかしくありません。
そうなると、もはや貴社がその商標を使うことができなくなる可能性もあります。

特許庁には、１日に約３００～４００件の商標登録出願がされています。
１か月遅れれば、約１万件のライバル出願が新たに発生することになります。
この中に、貴社の商標と同じ商標などがある可能性も、決してゼロではないはずです。

見ず知らずの第三者に、横取り商標登録されてしまうケースも意外とあります。
商標登録を先延ばしにするメリットなどまずありません。

思い立ったが吉日。
商標登録は、１日も早く出願することが大切です。

ご参考：「商標登録をしないとどうなるのか」

真面目で優しい経営者の方の中には、「商標登録なんてしたら、がめつい会社だと思われるのではないか？」と考える方もいらっしゃるようです。

このような理由で商標登録を迷っているのであれば、それは完全な誤解です。

むしろ、商標登録をしていないと、貴社の評価が下がる可能性の方が高いでしょう。
きちんとした会社、売れている会社は、必ず商標登録をしているものです。

もし、商標登録をしておらず、商標権がなければ、ニセ商品やニセサービスが出回っても、直ちにやめさせることができません。その間にも、貴社の商品やサービスのお客様は、まがいものを購入させられるかもしれないのです。

商標登録は、自社の事業を守るためにも、堂々と行うべきものです。
そして、お客様を守るという意味でも、とても大切なものになります。

ご参考：「商標登録をしないとどうなるのか」

「お金をかけただけの見返りが本当にあるのだろうか？」

このような疑問から、商標登録を迷っている経営者の方もいるでしょう。
たしかに、商標権という「権利」には形がありませんので、商標登録後に何らかのメリットを得ていることをあまり実感できないのも事実です。

「商標登録しても、特に何もないじゃないか！」

もしかすると、商標登録をして数年後に、そう感じられるかもしれません。

しかし、むしろ何もないことこそ、ある意味理想なのです。
なぜなら、「何もない」というのは、他社からのクレームもなく、他人に勝手にマネされることもなく、貴社に何ら商標トラブルが起こっていないことを意味するのですから。

そして、それらは「商標登録をしているから」こそ、起こらないのです。
その意味では、十分に効果（メリット）があると言えるのではないでしょうか。

もちろん、仮に何かトラブルが起こった場合には、商標登録が非常に有効な武器となるのは言うまでもありません。

ご参考：「商標登録とは？」

以上が、商標登録を迷っている理由として考えられる典型例です。

貴社が商標登録を迷っている理由がズバリであったなら、失礼ながら商標の重要性に関する認識が不足していると言わざるを得ません。

このような理由で迷っているなら、１日も早く出願準備を進めるべきです。
ぜひ、思い切って決断をされることをオススメいたします。

なお、商標登録については、ぜひ以下もご参照ください。
　 商標登録とは？
　 商標登録についてのよくあるＱ＆Ａ

当事務所では、商標登録のご依頼を承っております。
弁理士が、皆様に代わって、出願準備から登録完了までの手続をお進めいたします。

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　 なぜ商標のことなら当事務所なのか？
　 当事務所の特徴の詳細
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