3.担当の弁理士が案件ごとに変わる
商標実務担当者の声
現在、多数の弁理士がいる事務所に依頼している。
複数の弁理士が対応してくれるので、その点はかなり満足している。
一方で、依頼をするたびに担当弁理士が変わるため、
これまでの案件の内容や流れをしっかり把握してくれているのかが心配である。
正直なところ、毎回同じことを説明する必要があり、手間がかかって困っている。
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商標部門のある規模の大きな事務所や、商標専門事務所でよく採られる体制です。
この点に関しては、メリット・デメリットの双方があるかと思います。
たとえば、急ぎの依頼や質問がある場合に担当者の弁理士が不在であっても、
代わりに他の弁理士が対応してくれるという点で、メリットは大きいのではないでしょうか。
一方で、その複数の弁理士に能力や経験の差がある場合、依頼人にとっては、
「どの弁理士が担当になるかで満足度にバラつきが出てくる」
といったデメリットがあることも否めません。
このような体制を取る特許事務所に依頼する場合は、
少なくとも依頼人ごとのメイン担当者が決まっているか、
弁理士間の情報共有や意思疎通がきちんとできているように感じられるかといった点を、
チェックポイントにするとよいのではないかと思います。
なお、当事務所では、当面は所長弁理士の永露が全ての案件を担当させていただいております。