当サイトが紹介されました(2019年4月25日)
<新着ニュース> by 永露祥生
特許庁のウェブサイトで、「商標権取得による効果及び商標制度の活用に関する調査研究報告書」が、公表されております。
調査研究報告書という形態ではありますが、商標に関心のある事業者様にとって大変有用な文書となっております。ぜひ一度、ご覧いただければと存じます。
なお、この調査研究報告書の「Ⅱ. 公開情報調査 3. 調査結果 (6) 商標制度に対してよくある誤解」(P18~)において、当サイトの人気コンテンツでもある「商標 よくある誤解集」と「必読!リスクを高める商標の6つの誤解」が紹介引用されておりますので、お知らせいたします。
コメント
今回で、「平成最後の」新着ニュース・コラムとなります。
当事務所は設立時より、「知財を通じた社会貢献」を、ポリシーの一つとしてまいりました。このような公益性の高い報告書に、当サイトのコンテンツが参照されたことを光栄に思います。
近年は、弁理士業界内の競争も激化しております。
特に商標分野では、商標登録の格安料金設定による「依頼人の奪い合い」が、ネット上の一部で蔓延している状況であると言っても過言ではありません。
仕事がほしい気持ちはわかりますが、「安売り」が安直な経営戦略であることは、少しでも勉強をした経営者にとっては周知のとおりです。
そして、このような手段は、自らの弁理士としての価値を下げるだけでなく、弁理士という職業そのものの価値、すなわち、他のまっとうな弁理士の価値までも下げてしまいかねない行為であることを、十分に認識すべきでしょう。
いずれにしても、度を過ぎた安売り競争は、愚かとしか言いようがありません。
われわれ弁理士が、その職業に誇りをもって今の時代にすべきこと。
それは、「依頼人を奪い合う」ことではなく、「依頼人を創り出す」ことではないでしょうか。
新しい事業者層に、商標の役割や商標登録の重要性を啓蒙して理解してもらい、それらの必要性を感じてもらうこと。そして、商標や商標権を活用することで、事業を成功に導き、ますます多くの商標相談や商標登録を必要としてもらうこと。多少時間や手間がかかりますが、これこそがわれわれ弁理士だからこそできることであり、職責・使命ではないかと考えております。
上記の調査研究報告書に当事務所のコンテンツが紹介されることで、事業者の皆様がこのような「気付き」を少しでも得られれば、嬉しく思います。
間もなくやって来る令和の時代も、当事務所のポリシーは変わりません。
当事務所のできることを、身の丈に合ったスタイルで、正直・誠実に、そして弁理士としての誇りと武士道精神をもって粛々と行ってまいります。
引き続き、お引き立てのほど何卒宜しくお願い申し上げます。