日本弁理士会提供のラジオ番組が放送開始!
(2016年9月30日)
<新着ニュース> by 永露祥生
なんと、2016年10月3日(月)より、日本弁理士会提供のラジオ番組がスタートするそうです。月曜~金曜まで5分ずつの放送時間のようですが、弁理士会的にはかなり斬新で新しい試みだと思います。以下、弁理士会からの告知の転載です。
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■ラジオ放送
*番組タイトル:毎週月・水・金曜日「こちら知的財産相談室」
毎週火・木曜日「おしえて!はっぴょん」
*10/3放送スタート(平成29年3月末まで放送)
*放送局:中央FM( http://fm840.jp/ )
*放送時間:平日11:55~12:00、14:55~15:00(再放送)
*放送後の番組は、番組特設ページ( http://benrishi-radio.jp/ )に掲載します。
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我々弁理士のクライアントは、ほとんどが企業などの法人です。ですから、このような一般の人々を対象とした宣伝広告や営業活動は「意味がない」と考えられがちです。おそらく、「こんな活動に予算を使いやがって!」と憤慨している弁理士先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、知的財産とは何か、なぜ重要か、どのように保護されるかなど、一般の人々に広く知ってもらい、興味を持ってもらうことも、とても重要なことだと私は思います。そもそも企業だって一般の人々が集まって活動するものですから、各個人の興味や関心が高まれば、結果として企業の知財レベルも高まることになり、我々弁理士としても仕事が増えることにつながります。
また、一般の方々に、「知財に興味を持ってもらうきっかけ」「弁理士という職業を知ってもらうきっかけ」としても、このような活動は有効だと思います。一般の方々が普通に生活をしていたら、一部の理工系の人たちを除いて、知財や弁理士について知る機会がほとんどないというのが現状です。「お仕事は何をされてるのですか?」と聞かれ、「弁理士です。」と答えると、「なんだそれ?」という悲しい反応をされるのが私は8割くらいです(笑)。ひどい時には、「なんだか怪しい(危ない)奴」と思われることすらあります。多分、これは私に限ったことではないと思います。「もうちょっと弁理士について知ってもらおうよ・・・」というのが、おそらく全弁理士の願いではないでしょうか(笑)。
それに今、知財や弁理士を知らない一般の人々の中には、とてつもない才能やセンスを持った人が眠っている可能性だって十分にあります。このような人たちに知ってもらい、彼らの活躍を通じて、より知財業界が盛り上がれば、これほど良いことはありません。
と、少しオーバーになりましたが、私個人としては今回の日本弁理士会の活動については賛同しますし、ラジオ番組も楽しみにしています。内容がガチガチではないことを祈りつつ(笑)。皆様も、よろしければぜひご視聴ください。